夫が感情的なとき、反論や正論は絶対にNG!

投稿者: | 2016年9月26日

あんなに優しかった夫が別人のように冷たくなり、突然の離婚話…
間違いなく浮気していると思って問い詰めても、まさかの逆切れで話も出来ない。
これは、真面目で女性に対する免疫のない男性が陥りがちな、
「浮気相手の女性にのめり込んでしまった時」の典型的なパターンです。

悪いのは完全に夫の方なのに、どうして私がキレられないといけないの?
そう思って反論しても、いい方向に話が展開することはまずないでしょう。
浮気にのめり込み舞い上がっている男性に「正論」や「反論」はただの逆効果。
反対に、恋の炎をメラメラと燃え上がらせてしまう結果にもなりかねません。

こんな時、妻はどんな対応をすればよいのでしょう?

反論せず、まずは夫の話を聞く

浮気をして舞い上がっている男性にとって、相手の女性は「完璧な理想の女性」になっています。
もちろん、美化された幻の姿なのですが、盲目になっている男性はそれに気づくことなど出来ません。
夫の理不尽な言い分に腹が立ち、つい反論してしまいたくなりますが、
ここはぐっとこらえて相手の話しを聞くことが大切です。

理不尽で嘘ばかりの話しのように聞こえても、その話の中に必ず幾つかの真実が隠れています。
例えば、相手の女性の年齢や住まいとか、水商売の女性か会社関係なのかとか。
重要な情報を得られる可能性があります。

怒りにまかせて反論してしまうと、夫はあなたに固く口を閉ざすようになり、
大切な情報を得られなくなってしまうかもしれません。
まずは、腹立つ気持ちをぐっと抑えて、夫の話をよく聞いてみましょう。

正論は反発心に火をつける

夫の話をよく聞き、情報も得られたら、当然二つの選択肢が見えてきます。

別れるのか、復縁するのか。

夫の浮気にカッとして、勢いで「別れてやる!」と思うこともあるでしょうが、
恋人同士の別れと違い、離婚には大きなエネルギーやリスクがついてきます。
それでも別れると決めたのなら、そちらに向かって最善を尽くすのもよいでしょうが、
出来ることなら復縁したいものですよね。

そのために大切なのは、夫婦としての絆を取り戻すこと。
「信頼関係」を修復する事が重要になってきます。

理不尽で嘘の多い夫の話しに、つい正論で反論したくなりますが、
実はそこに落とし穴があるのです。

夫も内心、浮気はいけない事と分かっています。
そんな時に正論で返されると、心がすっかり「思春期」に戻っている男性は、
まるで母親に正論で叱られているような気持ちになってしまうのです。

ここは大きな「母の愛」で、夫の熱が冷めるまで理不尽な話に付き合ってみて下さい。

自分の頭で考えて答えを導き出してもらう

例えば、反抗期の子どもに対して「お前は間違っている。本当はこうあるべきだ!」という話をしても、
「なるほどそうか!」と素直に聞く子どもはいないでしょう。
例え強引に親の言う事を押し付けても、必ず逃げ道を探して間違った道に戻っていくのが見えています。
親が方法を変えなければ、何度繰り返しても同じことです。

浮気をしている男性にも似たようなことが言えます。
「浮気は間違っている。家庭に戻るのが当たり前だ」と言って無理やり連れ戻しても、
逆に気持ちが燃え上がって、浮気相手の女性の元へ逃げていくでしょう。

大切なのは、強引にこちらを向かせるのではなく、
「自分の頭で考えて、自分の意志で戻ってくる」ように導く事なのです。

おわりに

自分だけを愛してくれるものと思っていた夫の心が離れてしまうのは本当に辛いことですが、
その時の対応次第では、逆に夫婦の絆が強まることだってあります。
あなたの器の大きさを、この機会にたっぷりと伝えてみて下さい。
逆境を逆手にとって、「これまで以上に信頼し合える夫婦になろう!」という気概を持てば、
きっと理想の復縁が叶いますよ。